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BY maho narita | 2022-06-05 09:27:49 | 壁飾り

David Weidmanの額装。


今月の18日~のWeidmanさんの絵の入荷に合わせて、

これまであまり触れてこなかった額装についてのお話をしたいと思います。

店頭では、コレクターさんと、初めてWeidmanを知った方と、

額装についてのストーリーをお話する機会はありましたが、

作品以外についてをブログでまとめた事がなかったかと思い、

これをきっかけにさらに興味を持ってもらえたら嬉しいです。



それでは、到着~店頭に出るまでの一連の流れと、
作業工程についてをお伝えしていきたいと思います!


1, 絵の到着。開梱。

Weidmanさんの絵は娘のLennaさんが丁寧に梱包してくれ、筒の用な段ボールに入って届きます。
包まれた絵たちをひろげると、何枚もの絵が重なり丸まった状態で収まっています。



2, 検品

入っている絵の内容と、状態を1枚ずつチェックしていきます。
この際に最近は、記録とお客様へのご紹介のため、出来るだけ写真を撮るようにしています。
額装する際に、絵の上にはアクリル板が重ねられ原画そのものを見れる機会は、
意外とこの額装屋さんに持っていくまでの一瞬だけで、貴重な時間です。



3, 額装屋さんへ額装を依頼。

いつもお世話になっている額装屋さんへ訪れ、額装を相談します。
このように、物凄い量の額があります。。。。
その中でも3DAYSでWeidmanを額装する際によく使う額はわりと限られています。

ヴィンテージの家具と一緒にあって馴染む、そしてWeidmanさんの絵が生まれた
カリフォルニアの空気にマッチするテイストのもの。
それがコンセプトです。

額の金額も、それぞれどんな額を選ぶかによって値段も変わってきます。



4, 絵の額選び。

まずは普段Weidmanさんの額装に使わせていただいている額を並べます。
皆さんもよく馴染みのある額かと思います。
つるっと綺麗な新しく見える質感よりかは、ガサっとしていてヴィンテージ感のある雰囲気。
ここからは、絵×額×マット紙の選択です。



5, マット紙の選び方。

マット紙というのは、額と絵の間に挟まれる紙の事です。
この存在は大きく、マット紙をどうしたいか?額をどうしたいか?
どちらからとも選ぶ時があります。
作曲が先か?作詞が先か?みたいなニュアンスです。
マット紙も物凄い種類のカラーがありますが、選ぶ額とWeidmanさんの絵のトーンが
大体決まっているので、使うマット紙も必然的に決まってきます。




まずは、このFlamingoの絵。
これはまずは額から選んでみました。絵自体の色に対して、
邪魔をしない2色の額。ホワイトとブラウン。
間に入れるとしたら、薄い黄色のマット紙かな?という感じで、
絵~額の間をつないでくれる色を選択。
私の中では絵~グラデーションになるように、ベージュが入った白の額に薄くなっていくか、
ブラウンの額に濃くグラデーションになっていくか?というイメージです。

どちらにしたかは、ぜひ18日以降店頭でチェックしてみてください♪




ChurchⅡの赤です。
↑こちらは絵の中に入っている黒からブラック(白混じり)額を選ぶか?
濃いオレンジから取ってブラウンを選ぶか?で悩んでいます。
どちらとも悩み過ぎて、固まっていたところ、額装の師匠がサッとベージュのマット紙を
右上に差しだしてくれました。なるほど!と思い、
丁度、ブラック(白混じり)とブラウンの間?とも言える、
ダークブラウンの額を合わせてみたら少しスッキリとして暗くなりすぎず、
絵にも馴染む色が選べたと思います。
(師匠に感謝。こんな感じで、困った時は師匠が無言でサッと差し出してくれる事が多いです。)




そして実は、ブラック(白混じり)とブラウン、ダークブラウンに合わせたマット紙の色は
それぞれ違います。マット紙も、”白っぽい色”の中にも、青み、赤み、
などに合わせて若干の違いがあります。



6, 額装依頼、引き取り待ち。
ひと通り、一枚一枚の絵に合わせて額、マット紙を選び、額装をすべて依頼します。
全て絵のサイズに合わせてのオーダーメイドのため、
職人さんが1枚のための1つの額を作ってくれる作業に入ります。


以上、店頭に出るまでの額装について、でした。


額装は好みが出ます。そして正解を見つけるというのも難しい作業だと思っています。
私は、Weidmanさんの見ていた景色、過ごした環境、などを想像して、
できる限りDavid Weidmanらしさ、絵が活きること、を大切に額装に取り組んでいます。

しかしそれは、私の中の正解であって、絵を飾る方にとっての正解は、
お部屋の事情・インテリアとの相性・好みでも違っていいと思います。
(実際に海外のコレクターさんの額装は、私には到底想像も出来ない配色もあったりして、
感性の違いや正解の幅を感じることも多いです。)

なので、額をアレンジしている方、額装の変更を依頼される事もあります。
絵の良さを活かして、尚且つ、お部屋にもマッチする事。
両方についてをお店で一緒に考えられるのが、
私の楽しみであったり、やりがいであったりするので、
ぜひ一緒に選ばせてもらえたらと思います♪

それでは、長くなりましたが、18日(土)までお楽しみに!

Instagramでも、日々写真や動画の投稿をしています!

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