ぬくもりあるアートから秋を感じる
Wooden Dolls/Alexander Girard
2021.09.04(sat)~
アレキサンダー・ジラード
1907年、ニューヨークで生まれたアレキサンダー・ジラード (Alexander Girard) は、
親交の深かったチャールズ&レイ・イームズや ジョージ・ネルソンとともに
アメリカを中心としたミッドセンチュリーのデザイン界を牽引した人物の一人です。
彼が手掛けた数多くの作品の中でも、ジラードが最も関心を寄せていたのはテキスタイルデザインで、
明るく鮮やかな色彩の抽象的な幾何学模様を多数デザインしました。
建築を学んでいたジラードは、家具、展示、インテリアデザイン、
グラフィックなど幅広い分野において活躍し、賞賛を浴びました。
デザイナーであると同時に、彼は世界で最も重要な民芸品収集家のひとりでもありました。
数ある旅の中でジラードが集めた民芸品とテキスタイルは、彼の豊かなインスピレーションの源でした。
ヴィトラの創業者の息子、ロルフ・フェルバウムが、アレキサンダー・ジラードと
その妻スーザンに会うために、サンタフェのジラード自邸を初めて訪れた際、
その素晴らしさに深く感銘を受け、「私が今まで見たアメリカの家の中で、最も魅力的な家である」
1962年、ジラードと彼の妻はサンタフェにジラール財団を設立し、
おもちゃ、人形、その他の民族表現を含む10万点を超えるアートコレクションを管理しました。
1978年、彼の膨大なコレクションを米国ニューメキシコ州サンタフェの国際民芸博物館に寄贈します。
博物館は1953年に一般公開され、世界最大の民芸品のコレクションの本拠地として国内外で認められています。
写真に写るジラードは、いつもどこか子供のような、楽しそうな笑みを浮かべています。
Wooden Doolはそんなジラードが自らのためのコレクションとして製作した、
いわば自分が一番大好きな、そんなデザインを詰め込んだ作品。
ついつい、いくつも仲間を増やしたくなる不思議なアイテムです!
次回は、ジラードがデザインした様々なものを紹介していきます♪
しびれますよ!!!お楽しみに♪
Instagramでも、日々写真や動画の投稿をしています!
こちらもチェック!